前提が変わるとき
いやもう大人になると固定観念はたくさんあって、そのことに気づけないくらい
前提になっているから固定観念というわけです。
そこに気づかせてくれるのが他者の一言。家だともっぱら子どもたちです。
金曜日の学校の宿題は男女共同参画の標語や川柳でした。
男女共同参画に選ばれているのは、ほとんどがお父さんの家事・育児参加に触れているもの。
それはそうだと思う。
良い悪いじゃなく、正しい正しくないじゃなく、男女共同参画としてほんとに素敵な川柳や標語。
だけど、娘には分かりませんでした。
パパはいつもご飯作ってるし買い物行ってるし洗濯も掃除機もしてるから。
「なんでパパが家のことするのばかり賞を取るの?」
「おかあさん おうちでたまに おとうさんじゃだめなの?」
つまりは、男性の家事育児が選ばれる時点で、「家事育児は女性が主体でやるもの」という前提があるってこと。
お母さんがやってたら選ばれない。
男女共同参画が当たり前だったら、男女共同参画という企画はない。
「○○しよう!」と言葉にするってことは、今は○○がないってこと。
うちは働くのも家庭もみんなできる人やりたい人がやるように分担しています。
これはあなたの家事でしょう、もない。
やってもいい、できそうな人が皿を洗ったり保育園のお迎えに行く。
うちには男女共同参画が、少なからずあるなぁ。当たり前にあるからこそ、
娘には男女共同参画の川柳や標語の選ばれる基準が分からない。
娘の宿題で、気づきました。
「○○しよう!」と言葉にするってことは、今は○○がないってこと。
だから年始、今年の目標を決めるにしても、会社で目標設定をするにしても、書き方に注意してください。
「今年は・今月は○○するぞ!!」
と書くということは、「今はわたしは○○ができません!!」という前提があるってこと。
「業績1位とろう!!」は取れないところが書くわけで、
1位とるようなところは1位を取るための行動や言葉を当たり前にしています。
だからそもそも「1位とろう!!」なんて書きません。
というか、日本人は目標や夢があると7割の人はストレスになるのだそうです。笑
がんばらなきゃ、やらなきゃ、と意志で努力しようとして現実と理想のギャップに凹んで
目標や夢までの道のりをつらいものにしてしまう。
そんな苦労を自らしなくても、大丈夫。前提を変えてください。
今1位じゃないから、1位になろう!とするのではなく、
1位になったら○○しよう!と1位になるのを前提に夢を膨らませてみてください。
1位になったら、この資格に受かったら、引っ越したら、進学したら、
どんな気分で誰とどんな会話をしていますか?
どんな服装でどんな香りがしてどこにいますか?
その瞬間をイメージしたほうが、「今年こそ、今月こそ、○○になるぞ!」と思っている時より心がワクワクしませんか?
意志で頑張るのではなく、前提を変え、その先を心で感じてください。
そうすれば、行動も言葉も気分も表情も変わっていきます。
本日もお付き合いありがとうございました。
前提のほかにも、こちらを変えるのもおススメです♪↓
意志の強さじゃなくて・・
2019年最初のイベント!!ぴゅあ富士企画「男女共同参画 わたしが選んだ両立のカタチ」
参加無料・託児もあります^^*